韓国の異常な国民性の
主原因は、DNAです





要    旨

(1)複数の集団遺伝学論文による分析が正しいのであれば、非同義変異が高い比率であるという朝鮮人の遺伝的異常性は、明らかであり、疑問が生ずる余地は全くない

(2)遺伝学論文によれば、朝鮮人の遺伝的異常性は、肉体面ではなく主として精神面において、集団として表れている可能性が極めて高い

(3)朝鮮人の遺伝的異常性の発生原因は、13世紀における人口の大幅な減少と朝鮮半島固有の奴婢制(奴隷制)であると推測される


(1)朝鮮人DNAの異常性を示す遺伝学論文



@Whole genome sequencing of 35 individuals provides insights into the genetic architecture of Korean population
Wenqian Zhang et.al
21 October 2014

上記論文が指摘する朝鮮人の遺伝的特質・医療上の注意喚起は、次のとおり

*朝鮮人固有の変異は、極度に集団内の一部の者に集中している。(サンプル数35名の8%程度の者は極度に朝鮮人固有の変異を大量に有している)
*集団として朝鮮人固有の変異は、集団内から消滅するはずの非同義変異が他民族集団に比べ高い比率である
*従って、個別化医療に際しては、朝鮮人に対しては特段の配慮を払うことが必要である
(論文執筆者に韓国人又は韓国系アメリカ人は全くおらず、事実上はアメリカ食品医薬品局(FDA)によって書かれた論文である)





【上記論文要約から直接引用】
In contrast with the SNVs common to other populations in HapMap and 1KGP, the Korean only SNVs had high percentages of non-silent variants, emphasizing the unique roles of these Korean only SNVs in the Korean population.Specifically, we identified 8,361 non-synonymous Korean only SNVs, of which 58 SNVs existed in all 35 Korean individuals.

【英文の趣旨 】
Hapmap及び1KGPにおける他の母集団(=民族)に普通に見られる一塩基変異とは対照的に、韓国人固有の一塩基変異は、non-silent variants(タンパク質のアミノ酸配列に影響を及ぼす変異)が高い比率であった、強調しておきたいのは、韓国人母集団における韓国人のみの一塩基変異の特異な(uniqueな) 役割である。 特に、我々は、韓国人固有の8361の非同義変異を特定し、8361の非同義変異中、58の非同義変異は35名の韓国人個体全てに存在していた」


AKorean National Standard Reference Variome database of whole genomes with comprehensive SNV, indel, CNV, and SV analyses
Jungeun Kim et. al
Nature 04 April 2018 

韓国人による論文Aでは、朝鮮人固有の変異が、集団内の一部の者に極度に集中している点に関して同様の結論であることに加え、集団内の変異分布が他の民族集団と大幅に異なることを本文中で明記している。これら2点は論文@の内容と完全に合致する



【上記論文から引用】
Surprisingly, however, roughly half of the variants in ‘1000GP low frequency’ were classified as ‘frequent in KoVariome’. This indicates that there exist a significant population specific biases for common and uncommon variants.

【英文の趣旨】 しかしながら、驚くべきことには、(国際的なDNA分析プロジェクトである)1000ゲノムプロジェクトで低い頻度に区分されたバリアンツ(変異)のおよそ半分が、 KoVariome(と名付けた韓国のDNA分析プロジェクトでは)高い頻度であった・このことは、ありふれたバリアンツ及びレアなバリアンツ(の分布に関して、韓国人には)重大な集団固有の偏り(=バイアス)が、存在することを示している


BExtensive genomic and transcriptional diversity identified through massively parallel DNA and RNA sequencing of eighteen Korean individuals
YS Ju et.al
Nature Genetics 03 July 2011

3名以上のサンプル数で初めて出された上記全ゲノムシーケンス論文では、韓国人の非同義一塩基変異が他の民族集団に比べ、著しく高いアレル頻度を示している旨を本文中で明言しており、論文@と完全に合致する。

【上記論文から引用】
A subset of the nsSNPs showed remarkably high allele frequencies among the Koreans studied compared to other populations, including Europeans and west Africans represented in the HapMap project.

【英文趣旨。カッコ内は英文の意味が分かるように筆者補足】
(生成されるたんぱく質に変化が生ずるか否かに着目した場合、SNPs=スニップス=一塩基多型=置換変異は、ヒトの置換変異の圧倒的大部分を占める同義SNPs、及び、生成されるたんぱく質に影響を及ぼすため本来的には集団内から消えてなくなるはずの非同義SNPsに区分され、ヒトのSNPs全体の)部分集合としての韓国人の非同義一塩基多型(=nsSNPs)の頻度は、ハップマッププロジェクトにおけるヨーロッパ人及び西アフリカ人をはじめとする民族集団との比較において、顕著に高い対立遺伝子頻度を示していた。


しかしながら、上記全ゲノムシーケンス諸論文のサンプル数は、論文@35名、論文A50名、論文B10名 と少ないサンプル数に過ぎなかった

CA database of 5,305 healthy Korean individuals reveals genetic and clinicalimplications for an East Asian population br>
Jeongeun Lee et al.
Nature 02 November 2022

韓国人対象5,000名を超える大規模サンプル数の上記韓国人論文では、本文中で非同義変異が他民族集団に比べ高い比率である旨を一切言及していない。しかし、下図が掲載されている




DA global reference for human genetic variation The 1000 Genomes Project Consortium
The 1000 Genomes Project Consortium
Nature 2015 Sep 30

対比として、singleton(個体固有)のみを対象に、上記1000ゲノムプロジェクト結果発表論文Dと論文Cを突合することは可能であり、朝鮮人は顕著に非同義変異が他民族集団に比べ高い比率であることが大規模サンプルにて確認しえ、論文@及びBと完全に合致する。

下図は、上記論文table 1及び論文Cより、記事筆者作成




以上の全ゲノムシーケンス論文からして、朝鮮人DNAの異常性については、疑問が生ずる余地は全くない。最大の問題は、このようなDNAを有する集団が今日に至るまで遺伝的均質性の高い集団として何故存続しえたのか?という点であり今後の最大の課題である。

理論上、非同義変異は集団内から「負の自然選択」により消滅するべき遺伝子変異であるが、非同義変異全般に関する下記レビュー論文によれば、二つのタイプに分かれる。
即ち(肉体的)疾病を引き起こす非同義変異は集団内から通常は素早く自然淘汰される反面、弱有害淘汰変異は、その有害淘汰圧の低さから、より長期間にわたって集団内に存在し続ける。

朝鮮人に生じているのは、まさしく後者の現象であり、複数の集団遺伝学論文データから見て、疑問の余地は全くない。

Human non‐synonym SNPs: server and survey 
17, 1 September 2002
vasily Ramansky et al.     より

Disease‐causing mutations are subject to very strong selective pressure and are eliminated from the population very quickly.
n contrast, slightly deleterious SNPs detected in panels of healthy individuals are supposedly under lower selective pressure and therefore have a much longer persistence time in the population.


(2)朝鮮人DNAの異常性は精神面に集中して発現している

遺伝学論文及び結果を示すデータから

E論文数が多数のためリンク先参照

精神疾患を含め、朝鮮人固有の変異の圧倒的多数が、「ヒトの精神に関連する遺伝子」に生じている。リンク先掲載の諸論文からみて、朝鮮人DNAの異常性は、論文@が想定するような肉体面での特異性ではなく、完全にヒトの精神面に集中して発現している可能性が極めて高い。

だからこそ、他の民族集団に比べ非同義変異比率が高いにもかかわらず、今日に至るまで集団として存続しえたものと推測される。ではそのことを数値的に示しうる結果データが存するのか?下記の通り、明確なデータがある。(2018年筆者調べ)


平和賞以外のノーベル賞:日本23(日本国籍のみ) 台湾1李遠哲(台湾生まれ台湾大学卒でアメリカと中華民国の2重国籍)のみカウント
クラフォード賞(天文学と数学、地球科学、生物科学でノーベル賞の補完的賞である):日本5
ベンジャミン・フランクリン・メダル(科学技術全般):日本9
ショック賞(論理学・哲学」「数学」「視覚芸術」「音楽芸術」の4部門):日本2(数学と視覚芸術)
ウルフ賞(農業、化学、数学、医学、物理学、芸術の6部門):日本9(内訳は、芸術1化学1数学3医学3物理学1)

@数学
フィールズ賞(数学):日本3、ベトナム 1(ゴ・バオ・チャウ
アーベル賞(数学):日本0
ガウス賞(数学):日本1
コール賞 (数学):日本4
チャーン賞(数学):日本1
チューリング賞(計算機科学)日本:0

A物理学
ボルツマン賞(物理学):日本2
ローレンツメダル(理論物理学):日本ゼロ(何故、南部氏が受賞しなかった???)
基礎物理学ブレイクスルー賞(物理学):日本4
国際常温核融合学会賞(常温核融合):日本5
ジェームス・C・マックグラディ新材料賞(物理学で対象限定):日本7
ジュリアーノ・プレパラータ・メダル(物理学で対象限定):日本4
チャンドラセカール賞(プラズマ物理学):日本2、台湾1
ディラック賞(理論物理学):日本1(南部氏のみ)
ハイネマン賞(数理物理学と天体物理学):日本3
パノフスキー賞(素粒子物理学):日本3
ピーター・デバイ賞(物理化学):日本0 台湾1
ブルーノ・ロッシ賞(天体物理学):日本1
ブルーノ・ポンテコルボ賞(素粒子物理学):日本4
ベルント・T・マティアス賞(超伝導限定物理学):日本6 台湾2
ポアンカレ賞(数理物理学):日本1 台湾1

B医学・生理学
アルバート・ラスカー基礎医学研究賞(基礎医学):日本6 台湾1
ラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞(臨床医学):日本1 台湾1
ウィリアム・コーリー賞(免疫学):日本4
ウォーレン・アルパート財団賞(医学):日本2
ガードナー国際賞(医学):日本12
国際ポール・ヤンセン生物医学研究賞(生命医学):日本1
ショウ賞(賞金が100万ドル=1億以上なので挙げました)(医学他):日本2
パウル・エールリヒ&ルートヴィヒ・ダルムシュテッター賞(医学):日本4
マイエンブルク賞"(癌研究のみ対象):日本2
マスリー賞"
ラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞(臨床医学):日本1 台湾1
ローゼンスティール賞(基礎医学):日本4
ロベルト・コッホ賞(医学):日本7
ワイリー賞(医学):日本2

C化学
アーサー・C・コープ賞(有機化学):日本2 台湾1
アーネスト・ガンサー賞(天然物化学):日本6
ウェルチ化学賞(化学):日本1
キラリティーメダル(化学):日本7
グレゴリー・アミノフ賞(結晶学):日本3 台湾1
シェーレ賞(薬学):日本1
デービーメダル(化学):日本1
テトラヘドロン賞(化学):日本7
ハインリッヒ・ヴィーラント賞(生化学):日本2
ルイザ・グロス・ホロウィッツ賞(生化学):日本1
ロジャー・アダムス賞(有機化学):日本2

D生物学 エルンスト・シエーリング賞(生物学):日本2
クラフォード賞(生物科学):日本4
ダーウィン・メダル(生物学):日本1
ハインリッヒ・ヴィーラント賞(生物学):日本2
発生生物学マーチ・オブ・ダイムズ賞(生物学):日本1

Fその他学術関係
ヤコブ・エリクソン賞(植物学):日本1
F.W.クラークメダル(地球科学):日本2
アーサー・L・デイ賞(地球物理学):日本1  台湾1


G建築
RIBAゴールドメダル日本4
プリツカー賞 日本8

H写真
ハッセルブラッド国際写真賞 日本4

I文学
ノイシュタット国際文学賞日本0
フランツ・カフカ賞 日本1


日本(人口:1億2500万)は最低でも221以上
台湾(人口:2400万)も少なくとも11以上

vs


韓国(人口:5000万以上)は、全てゼロ

では、上記の結果が生じた原因は?

1257年インドネシアのサラマス火山の巨大噴火により生じた東アジア中・高緯度地域の一時的な気温低下とモンゴル軍の高麗への侵攻という二つの要因が重なって生じたことにより、13世紀中頃の朝鮮半島で人口の大幅な減少(推定で85%〜90%減)が生じたこと、及び、その後の高麗後期・李氏朝鮮時代を通じて奴婢制(朝鮮半島独特の奴隷制)が維持され続けたことにより、両班と呼ばれる特定の階層の男性が圧倒的に多くの数の子孫を残しえた。

この2点が朝鮮人DNAの明らかな異常性を生じせしめた主たる歴史的要因であると記事筆者は推測している。まず、人口減少に関する推定根拠を示す

(3)13世紀における朝鮮半島人口の大幅な減少

大規模火山噴火による気温低下とモンゴル軍侵攻の重なり

GGlobal tree-ring response and inferred climate variation following the mid-thirteenth century Samalas eruption
Ulf Buntgen et.al
16 January 2022

13世紀の1258年〜1259年に生じた気温低下による朝鮮半島の歴史上最大規模の飢饉発生

*大規模な火山噴火の噴流煙が成層圏に達した場合には、1年〜3年程度の間、大規模な気温低下を引き起こすことはよく見られる現象であり、日本では直近時点で1991年6月15日フィリピンのピナトゥボ火山噴火の2年後、1993年は記録的な冷夏となりコメ不足による緊急輸入を行うに至っている。

*論文Gによれば、極地氷コア柱サンプルの分析から少なくとも過去2500年間で最も大気中の硫黄含有量が多かった(=大規模火山噴火の証拠)のは、1257〜1259年であり、実際の生態系への影響を知ることが出来る木の年輪分析結果でも、論文G掲載下図のとおり、中緯度地帯で大規模な気温低下が生じている。

ただし、残念ながら、論文Gの年輪分析サンプルには、朝鮮半島に近い中国東北部は含まれてはおらず、シベリアが最も近いサンプル採取地点であるものの、地理的近接性から考えて、1259年に東アジア中緯度地域一帯で極度の寒冷化が生じていたことはほぼ確実である。かつ、歴史上の記録でも13世紀の日本では「正嘉の飢饉」と呼ばれる日本史上最大の飢饉が、1258年〜1259年に生じている

従って、同じ頃に朝鮮半島において、歴史上最大の飢饉が発生したことはほぼ確実と考えられる。ちなみに、韓国人歴史研究者=「民族史観」=「我々は優秀な民族」という理解しがたい妄想に基づく自称歴史研究者はこの程度のことすら知らない。




朝鮮半島の歴史上最大規模の飢饉発生とモンゴル軍侵攻の重なり

筆者作成の以下の表のように、チンギスハーンの「征西」の影響などから1220年〜1230年の間は中断しているものの、1231年以降はモンゴル軍の朝鮮半島への侵攻が継続的になされていた。(「元史」によれば、高麗が何度も反逆した旨明記。「高麗史」によれば反逆ではなく、モンゴル軍への抵抗)

 
侵攻年 内容及び注釈
1219年 「元史」によれば、高麗王が元に降伏。「高麗史」によれば、元と高麗が和睦。ただし、同じ遊牧民を除き、チンギスは対峙する敵には降伏又は全滅しか通常は認めない。(チンギスハーン在位中)
1229年 オゴデイハーン即位
1231年 モンゴル軍高麗侵攻。モンゴルの使者を高麗が殺害、モンゴル軍侵攻し40もの城を破壊、高麗王は弟を人質として差し出し降伏(元史)
1232年 モンゴル軍高麗侵攻。モンゴルが高麗に配置した監督官(ダルガチ)を全て殺害し、高麗の反逆=高麗の抵抗。高麗は、首都を開京から江華島に移動
1235年
モンゴル軍高麗侵攻。1239年まで複数回の侵攻
1241年 高麗国王が子を人質に差し出す(元史)
1247年 モンゴル軍高麗侵攻
1251年 モンゴル軍高麗侵攻。同年、モンケハーン即位。
1252年
〜1259年
モンゴル軍高麗へ断続的に連年侵攻。
高麗史の記述によれば、1254年、捕虜(事実上は職人のみ)だけで20万6800人、殺された者無数。朝鮮半島南部までモンゴル軍が南下、モンゴル軍が通過した朝鮮半島の地域は全て廃墟と化したとされている
1259年 高麗がモンゴル軍に完全降伏。この年以降は、元史でいう「反逆」、高麗史で言う「抵抗」は起きていない。
かつ、この年に朝鮮半島史上最大の飢饉が発生したと推定される
1260年 クビライ即位。これ以降最終的に、高麗王は、元朝の「娘婿」=「鮒馬」の地位を得る。
この時期以降の高麗を中国元朝の単なる一地方と見做すかどうかは、日本(岡田英弘 他)及びドーソン以来の長いモンゴル研究史を有するフランスで見解が分かれるものの、元朝が、高麗国王の首を何度もすげ替えているのは史実である。
1273年 崔氏武臣政権の残存勢力である「三別抄」を高麗国王がモンゴルの協力で(=モンゴル軍により)完全鎮圧、これをもって「王政復古」とみなす見解もある(杉山正明)。
(形式上は中国元朝の常設機関となった征東行省の丞相=長官が高麗國王を兼務していた。元史本紀 順帝 至正4年 他)
同年、南宋のモンゴルへの最重要抵抗拠点である襄陽が陥落。南宋の命運は尽きた。

【元史については、中国正史検索サイト及び中国史関連書籍・論文による。記事筆者は中国史マニアであり、関連する著書名・論文名は多すぎるので省略する。ただし、元史は中国正史中で最も杜撰とされ悪評が高い=朱元璋の命令により1年の短期間で漢字資料のみに依拠して書かれた最悪の「正史」とされている】

 このような30年以上にも及ぶ高麗の主として小規模な山城(山中の砦)に籠ったモンゴルへの抵抗は、確実に連年にわたる大幅な農業生産の低下をきたし、結果としてかなりの人口の減少に結実したことは明らかである。しかし、不幸なことに、1257年に生じた大規模火山噴火に起因する想像を絶する厳しい飢饉が、同時に朝鮮半島を襲ったのである。従って、大幅な人口の低下が生じたことは、ほぼ確実であると記事筆者は考えている。では、人口減少率はどの程度であったのか?

*中国の人口研究者は、同じ時期に隣接する中国遼寧省の戸数は90%減少したものとの推定している。(「人口の中国史」より)

*記事筆者は、文永の役の際の高麗軍及び高麗で徴集された水夫の人員合計数(高麗史による)とモンゴル軍侵攻以前の高麗常備軍人員数の戸別徴集率の比較から、13世紀中頃、高麗において人口の85%〜90%もの減少が生じたものと推定している。詳細は下記ページ。

13世紀の朝鮮半島での85%〜90%人口減少とみなす数値算出に関する記事


以上からして、朝鮮半島において、1231年〜1260年頃にかけて、気候の一次的な寒冷化(1259年)とモンゴル軍侵攻の二つの要因が重なったことにより、朝鮮半島史上最大の飢饉が発生し、人口の大幅な減少が生じた可能性が極めて高い。なお、この点に関しては、中国の正史を真似て李氏朝鮮時代に50年以上もの形式的議論を経て編纂された「高麗史」の記述内容と完全に合致する。「高麗史日本伝」武田幸男 岩波文庫中の李 蔵用 伝 等々

(4)李氏朝鮮の奴婢制(奴隷制)

「僕は両班の子なんだ」

HHigh frequencies of Y-chromosome haplogroupO2b-SRY465 lineages in Korea: a geneticperspective on the peopling of Korea
Soon-Hee Kim et.al 2011

集団遺伝学論文の下図ご参照。朝鮮人男性にのみ、男系祖先を辿ることが出来るY染色体ハプログループ O2b に高い集積が認められる。
李氏朝鮮500年を通じて、集団内の一部の男性=支配階層である両班男性が圧倒的に多くの子孫を残した結果として生じた現象と推定される



司馬遼太郎さんの「耽羅紀行」(=済州島紀行)より引用

「僕は両班の子なんだ」という言葉を子供のころから何度も聞いた。わりあい数が多かったから、朝鮮人はみな両班だと思うことにした

司馬さんの在日コリアンへのこの強烈を極めた皮肉は、集団遺伝学の観点からは、李氏朝鮮500年を通じて維持され続けた朝鮮半島に独特の奴婢制(=奴隷制)を考慮すれば、正しいと言える。

即ち、両班階層の男性が圧倒的に多くの子孫を残したのである。このことは、13世紀の大幅な人口減少と相まって、現代朝鮮人の精神的形質形成に重大な影響を及ぼした可能性がある

明清と李朝の時代 岸本美緒(中国)宮嶋博史(朝鮮)

p124 両班は身分か 両班を身分概念でとらえてしまうとうまく説明できないであろう

p335 15世紀に造られ始めた族譜はもともと両班層の専有物であった。一族の族譜を有することが両班であることの証だったわけである

p357 国家的身分としては、良人と賎人の二つだけが、法的に明確に規定された身分であった。両班というものは、良人の中で官僚となったものと、その3代以内の親族をさすもので国家的身分では本来なかったのである。他方社会的身分制という点で見ると、李朝社会には、両班、中人、良人、賤人という4つの身分階層が成立していた。

このように李朝社会においては国家的身分性と社会的身分制が元々大きくずれていたのであり、両班層において特にそうであった。しかも国家的身分制と社会的身分制の関係が時代の推移により変化し、社会的意味での両班概念が国家的身分制にも反映されていった。両班の子孫たちが原則的に軍役を免除されるようになったのはその典型的な例である

表3、4は、四方博によって明らかにされた慶尚道大邸地方の戸籍分析の結果である。
T期=1690年A期=1729年V期=1783年W期=1858年
表3身分別戸数とその比率【戸数省略】
 両班戸良人戸奴婢戸
T期 9.2%153.7%37.1%
A期18.7%
54.6%26.7%
V期37.5%
57.5% 5.0%
W期70.3%
 28.2% 1.5%

表4身分別人口数とその比率【戸数省略】
 両班良人奴婢
T期7.4% 49.5% 43.1%
A期14.8%
 52.8% 32.4%
V期31.9%
 52.2% 15.9%
W期48.6%
 20.1% 31.3%

韓国の高校生向け教科書に記載されている図。驚くべきことに、上記の四方博の研究=第二次世界大戦前の日本人の研究結果に依拠して作成されている。
しかし、奴婢戸は消滅したものの、人口比では奴婢=奴隷の人口比は30%超えていたという四方博の研究結果は完全に無視している



p360 李朝時代の奴婢は、公奴婢と私奴婢の2種類に大別されるが、後者が多数を占めた。私奴婢身の2種類があり、それらは身役奴婢と納貢奴婢と呼ばれる。前者は上典(奴婢所有者)の家内や周辺に居住しつつ、上典の家内労働や農耕労働に従事する奴婢である。独立した戸籍を持たない身役奴婢を特に率居とも呼んだ。後者の納貢奴婢は、独立した家計を営み、上典に対しては毎年定まった額の物品を上納する義務を負うだけであった。納貢奴婢の中には、上典の居住地と遠く離れて住む者もおり、 奴婢が上典の支配を逃れて、奴婢身分から抜け出す事例は、納貢奴婢の場合に多く見られた。 17から18世紀における奴婢の売買価格の変化を見ると、婢が奴よりもはるかに高値で売買される傾向が強まってくる このことは農業労働における奴の役割が減少したのに対し、婢の家内労働における役割がさほど変わらなかったためであろうと思われる。
奴婢の人口構成においても、婢の数が奴をはるかに上回るようになる。

両班 宮嶋博史
p21 両班階層はまず大きく二つに分けて考えることが必要である。両班には都であるソウル及びその近辺に代々居住するものと、地方の農村部に代々居住するものの二類型があった。前者は在京両班あるいは京班と呼ばれたのに対して後者は在地両班あるいは郷班と呼ばれる

p22 両班階層であることの基準設定の困難さも主として在地両班をさしてのことである

p28 同姓同本集団として最大のものは金海金氏で 韓国人の11人に1人は金海金氏というわけである

p48 14−17世紀は在地両班が広範に形成されてくる時期であった

p65 研究者によって見解が分かれるが、16世紀には全人口の3割ないし5割を奴婢身分の者が占めていたとされる。 高麗時代の末期から李朝前期にかけて、奴婢身分の者が急増したと推測されるのであるがその原因については今のところ良く分かっていない

p67 在地両班層の形成と奴婢人口の急増は不可分の関係にあったのである

朝鮮半島の奴隷制の特徴=奴隷を捕獲・購入・輸入することなく再生産しえた

人種・民族・宗教とも完全に同一である今日の朝鮮人が言う「同胞」を奴隷としていたこと、及び、両班の男性は完全に自由に自己の奴隷である婢(=奴隷の女性)と性交できたことである。この点に関しては、奴婢の女性は両班男性の性的欲望のはけ口となった云々という言い回しが使用されることが多い。

しかし、宮嶋氏によれば、李氏朝鮮時代の支配階層である両班の財産は、土地と所有する奴婢のみから構成されていた。即ち、両班男性が婢(=奴隷の女性)と性交し子供を産ませることは、自己の財産を増大させることに直結していたのである。(奴婢の子は奴婢とする扱いは、李氏朝鮮500年を通じて維持された)

言い換えれば、通常の奴隷制社会と異なり、奴隷を奴隷制社会内で完全に再生産できたのである。この点こそが、朝鮮半島の奴隷制の最大の特徴である。

スパルタを除く古代ギリシャ・ローマやオスマントルコ帝国の奴隷制が購入・捕獲奴隷に依拠していたのとは全く異なる。
(オスマントルコ皇帝=スルタン直割の護衛軍であるイエニチェリは全て購入したキリスト教徒奴隷であり、スルタン支配下の行政官・ハーレム女性も全て購入奴隷であった。アメリカ合衆国南部に広範囲で見られた輸入奴隷制は、国内での奴隷の再生産に至る前に廃止された。)

記事筆者の知る限り、数百年に及んで奴隷制を採用し、かつ、奴隷を購入又は輸入することなく、奴隷制社会内で完全に再生産しえたのは今日の中国の少数民族である夷族のみである。(現在の中国では、夷という漢字をあてはめることを止めている)

中国の夷族=夜郎自大と漢民族から揶揄された人々は、元々はチベット高原の遊牧民であった奴隷主階層が農耕民を捕え奴隷として形成された奴隷制社会であり、結婚自体は李氏朝鮮と同じく奴隷主階層内でのみ行われていたが、李氏朝鮮と同様に奴隷主男性は完全に自由に自己の奴隷である女性と性交できたという事実は確認しえない。(かつては、白イ=奴隷層、黒イ=奴隷主階層と着衣の色によって区別されていたため、可能性は否定しえないが、中国の少数民族史を専門とする日本人研究者は極めて少数の為不明である)

李氏朝鮮時代の両班男性の精神的形質の特徴と「姓」の数

あくまで記事筆者の憶測に過ぎないが、前掲データから見て科学的思考能力が極めて低い反面、李氏朝鮮時代の西欧人の記録から、感情の抑制が困難で極度に「嘘と騙し」に長じた者が、両班という集団内の多数を占めていた可能性が高い。その主たる原因は、13世紀に生じた人口の大幅減少時において、そのようなタイプの男性が非常に高い比率で生き残ったことによると思われる。

「朝鮮幽囚記」 ヘンドリック・ハメル 東洋文庫
p38 奴隷の数は全国民の半数以上に達します。というのは自由民と奴隷、或いは自由民の夫人と奴隷との間に一人又は多数人の子供が生まれた場合、その子供たちは全部奴隷と見なされるからです。奴隷と奴隷との間に生まれた子供は女奴隷の主人に帰属します
p52 彼らは盗みをしたり、嘘をついたり、騙したりする強い傾向があります。彼らをあまり信用してはなりません。他人に損害を与えることは彼らにとって名誉と考えられ、恥辱とは考えられていません。

「朝鮮事情」 C・ダレ 東洋文庫
P269 成長した後は、男も女も見境のないほどの怒りを絶え間なく爆発させるようになる

第12章 国民性
P275〜276
黄海道の人々は、狭量で、視野の狭い性格として知られている。彼らは欲深く、信義がないと非難されている。
京畿道つまりソウルの人間は、軽薄で、節操がなく奢侈と快楽にふける。全国の典型をなすのは、この道の人たちである。朝鮮人の野心、強欲、軽薄で、節操がなく、奢侈と快楽にふける。全国の典型をなすのはこの道の人たちである。朝鮮人の野心、強欲、浪費、奢侈等われわれが前述した性格に特にあてはまるのは彼らである。この道には、大官や両班、学者たちが過度なくらい多い。

実は、中国・日本と比べて朝鮮人の姓の数は異様に少なく、李氏朝鮮時代には最大でも、わずか270程度であったことは間違いない。なおかつ、今日ですら金・李・朴のたった3つの姓だけで、朝鮮人の姓の約60%程度を占めるという状況である。

中国を宗主国とし、地理的にも隣接していたにもかかわらず、姓の数が異様に少ないことは、重大な疑問であり、支配階層の氏族数が13世紀に激減し、わずか270家程度にまで減少したと考えるのが妥当であろう。そして、そのわずか270家程度の男性がその後両班として500年にもわたって、圧倒的に多くの子孫を残し続けてきたが故に、上記引用に見るような朝鮮人の精神的形質が形成されてきたものと考えられ、かつ、Y染色体ハプログループO2bへの高い集積は、その結果とみなすのが妥当であろう


(5)非任意交配=non random matingの影響

朝鮮人セロトニン受容体遺伝子多型頻度分布の特異性

集団遺伝学は、そもそも任意交配=random matingを前提として組み立てられている。従って、李氏朝鮮社会=奴隷制社会で、かつ、奴隷を奴隷制社会内で再生産し続けてきた社会において両班男性が圧倒的に多数の子孫を残しうる状況にあったという意味での非任意交配=non random matingに関する理論上の枠組みは全く存在しない。

しかし、教科書的には、ただ一つだけ確実なのは、非任意交配=non random matingが遺伝的に孤立した集団内で相当数の世代にわたって継続的に繰り返された場合には、必ず他の民族集団と極度に異なる遺伝子多型頻度を示す遺伝子が存在するはずだ!という点である。(この点に関しては、集団サイズ1万以上の場合は恐らくは集団規模に依存しない。しかし、そのことを示す理論的枠組みは記事筆者の知る限りでは存在しない)

下のグラフ及び表は、下記の複数の論文から抽出したセロトニン受容体の遺伝子多型の頻度分布である。一目瞭然であるが、朝鮮人は中国人・日本人とは全く異なる。李氏朝鮮時代を通じて繰り返されてきた非任意交配=non random matingの結果生じた現象であるとしか考えようがない。遺伝学論文による明確な証拠であると記事筆者は考えている。





民族集団名 サンプル数 論文 C/C C/G G/G
朝鮮人 149 1 4.7% 34.9% 60.4%
朝鮮 人 111 2 6.3% 41.4% 52.3%
中国人 400 3 59.7% 34.3% 6%
日本人 120 4 56.7% 33.3% 10%
白人・黒人・ヒスパニック 107 5 32% 47% 23%
カナダ人 134 6 27.6% 52.2% 20.1%

論文 1
Culture, serotonin receptor polymorphism and locus of attention
HS Kim et.al 2011

論文 2
Association Study between 5-HT1A Receptor Gene C(-1019)G Polymorphism and Panic Disorder in a Korean Population
WS Choi et.al 2010

論文 3
Association between the serotonin 1A receptor C (-1019) G polymorphism and major depressive disorder in the northern Han ethnic group in China
Y Wu et.al 2008

論文 4
Serotonin-1A receptor C-1019G polymorphism affects brain functional networks
H Zheng et.al 2017

論文 5
Human 5-HT1A receptor C(x1019)G polymorphism and psychopathology
Y Huang et.al 2004

論文 6
Association of a functional x1019C>G 5-HT1A receptor gene polymorphism with panic disorder with agoraphobia
Claudia Rothe et.al 2004


*セロトニン レセプター(受容体)G/Gのホモ接合型は、病的な場合を含め、感情の制御に強く影響するとされている。G/Gのホモ接合型は、感情の制御が効かず、「怒りを爆発させる」のである。まさしく、朝鮮人の民族的特性とされる精神的形質にぴったり当てはまる。反面、セロトニン トランスポーター遺伝子多型に関しては、中国人・日本人・朝鮮人に顕著な差は見られない。差が生じていたのは、レセプター(受容体)だったのだ。

*これは、朝鮮人DNAの精神面での異常性を明確に示すたった一つの例に過ぎない。恐らくは、類似の事態が数百〜数千もの遺伝子について生じており、その秘密を解くカギが、既に2014年に事実上はアメリカ食品医薬品局に書かれた論文@の付属資料によって公表された朝鮮人固有の遺伝子変異リストに示されている。
にもかかわらず、この朝鮮人固有の遺伝子変異リストの存在は、ほとんど知られてはいない。記事筆者がこの記事を書いた目的の一つでもある。

(6)結  論

韓国からの避難民を絶対に受け入れるべきではない

金日成が創設した北朝鮮という完全な専制国家は、遠からず確実に内部から(金正恩暗殺)又は外部から(中国・北朝鮮の関係悪化)から確実に崩壊する。その際の朝鮮半島の混乱を避けて、200万人程度もの韓国人が 、韓国民法では8親等内の血族をもって親族とする旨の奇妙な規定をおいていることもあって、必ずや日本に避難しようとする。

日本は、将来確実に予想される韓国からの避難民流入を如何なる国際的な批判を浴びようとも絶対に受け入れてはならない。日本の歴史上、8世紀から19世紀に至るまで、日本と朝鮮半島とは、商人の往来は対馬・北九州を主に見られたものの、正式の外交関係は途絶し完全な断交状態にあった。

1910年になされた日韓併合こそが、日本の歴史上痛恨の極みとも言うべき誤りであり、同じ間違いを絶対に繰り返すべきではない。







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