韓国の異常な国民性の
主原因は、多分遺伝子です






 

Introduction

はじめに

朝鮮半島では、李朝朝鮮末期には下記のような状態であり、農業生産力が低下していたことにより人口は明らかに減少傾向にあった。

「19世紀の末になると北部の高原地帯と江原道の奥地を除いた大部分の山野が赤く禿げ上がっていました (略)その結果、農業生産が減少し始めます。慶尚道と全羅道において(略) 18世紀の中葉に比べて19世紀の末には土地の生産性がほぼ三分の一の水準に下がったことを示しています」[1]

「反日種族主義」という著作を有する韓国人経済学者の朝鮮半島史に関する上記記述は、アメリカ議会図書館の画像からもハッキリ確認しえる。




出所:
1904年撮影 アメリ議会図書館ウェブサイト

李朝朝鮮末期から日韓併合前、朝鮮半島全土の山林に「はげ山」という奇妙な状況が生じた原因は、

@日本と異なり冬の寒さが厳しく暖房用の薪のために木々を切り倒したにもかかわらず植林さえしなかっとこと。
A李朝朝鮮末期に「農民の負担は限界に達し、各地で流民化する者も多く、都市に流入したり、山地で焼畑を営む火田民となり」[3]

の二つが原因である。
朝鮮半島では気候条件からして容易には再生しえないにもかかわらず、傾斜の緩い山を焼く一回きりの焼畑農業(焼山農業)が日本とは異なり、李朝朝鮮時代から既に行われていたのである。

しかし、1910年の日韓併合後、「植林が毎年行われ、1922年までに植林された苗木は総計約10億本にのぼった」[2]ことにより緩和され、その後韓国では朴正熙政権下で同様に植林事業が行われた。一方、北朝鮮では現在でも李朝朝鮮末期と同様の状態である。

イギリス生まれで現在オーストラリア国立大学研究学院教授である方の北朝鮮訪問記によれば、「ほとんどの山の斜面もむき出しでごつごつしているか、小さな樹木がまばらな茂みをつくっているだけだが、花の咲いている木も見える、何年にもわたる絶望的なエネルギー不足によって裸にされた風景だ。あちこちにわずかながら固まっている松の木のみずみずしい緑色に最近の植林の努力の跡が見える」[5]という状態なのである。

現在では北朝鮮政府でさえ「苦難の行軍」と呼んで食糧危機を認めた1999年8月に中朝国境の中国側から北朝鮮の山々を望見した者による北朝鮮の土地利用/農業的景観につ いての記述によれば、

「 朝鮮側は、場所によっては山麓から山頂f尾根に至るまで山全体が耕地と化し、作付けされていた、見事なほどである。山腹の作付率は、平垣地よりもむしろ高い。しかし,あちこちで枯れ木立を見る。山に火を放って樹木を焼き、枯れた木は焼け残った木だと言う。山焼きの火が一部中国側に飛び火。開墾するにも働き手がなく、山を焼いてしまう。山を焼いて耕地にする、まさに焼畑である。」[4]

20世紀末北朝鮮の中朝国境附近では、「山腹の作付率は、平垣地よりもむしろ高い」という驚くべき現象が生じていたようであるが、その原因はソ連崩壊に伴う肥料の低単価での輸入杜絶(=「事実上の経済援助」の杜絶)による平地での収穫高の急減少を「焼山農業」によって自然の肥料を得て補おうとしたものと推定される。

下の画像は、アジアプレスが配信した記事に掲載された画像の一部を切り抜いたものである。中国側から撮影された画像であり、咸鏡北道茂山郡だとしている



下の画像は、北朝鮮咸鏡北道茂山郡のグーグルマップによる画像であり、中国側の青々とした山々とは対照的に、2020年時点でも李朝朝鮮と同じようにはげ山が広がっている様子がハッキリと確認しうる




このような「はげ山」は、記事冒頭の李栄薫氏の記述からもわかるように長期的には確実に農業生産力の減少きたし、北朝鮮への制裁が継続されれば、外貨不足から大量の肥料輸入は困難であり、いつかは絶対確実に「波断界」を迎えざるを得ない。不可避である。

Method

手法

@Google Earthを利用して、下図の北朝鮮 各道及び平壌市について「はげ山」状況を、完全に手作業で調べることとした。本来であれば、30地点程度を選び、数年間にわたって観察して比較観察するのがベストの手法であるが、北朝鮮分析の専門家ではない筆者にはできない。
A山奥ではなく田畑や人家が近くにある地点のみを選び画面プリントして掲載する





Result

結果

各画像を鮮明にするためにあえて画像の軽量化作業をせずグーグルアースの画面コピー画像をそのまま使用する。このため各画像の容量が1Mを超え、そのままこのページに掲載した場合には表示が極度に重くなるので、リンク形式とした。下の画像は、画像を小さくして容量を減らしたサンプルである
























この記事を掲載した時点で、サンプル的に調べたに過ぎないが筆者の素朴な印象として、

@北朝鮮北部の咸鏡北道、咸鏡南道が最も酷い状況ではなかろうかと推察した。
A人里離れた山奥の山林は破壊されるに至っていないことは確実であろう。
B農地の基礎的な生産力は確実に低下し続けており、食糧不足は肥料大量援助がない限り解消せず、北朝鮮はいずれ確実に体制維持が不可能となるであろう。
A今まで現在の金王朝体制が維持しえたこと自体がむしろ不思議に思えた

Discussion

デスカッション

20世紀末の彼らの表現による「苦難の行軍」において、食糧不足による超過死亡がどの程度発生したのかについてはいくつかの推定方法があるが、[9]によれば、下図のとおりである。



栄養失調関連死、即ち、食糧難による超過死亡が北朝鮮の威境北道、威境南道に集中しているのが鮮明に見て取れる。最も恵まれた環境にあった平壌市でさえ、拉致被害者曽我ひとみさんの夫であった故ジェンキンスさんの[7]によれば、昼食にはいつも自家栽培のトウモロコシの粉で作ったラーメン状のものを食べていた状況であり、トウモロコシが実ると泥棒被害が多いので不寝番さえしていたそうである。

20世紀末の北朝鮮の食糧不足の原因として北朝鮮政府は大洪水によるとバカげた宣伝をしているが、[6]では

「この時期(1995年8月)に,穀倉地帯である黄海北道・黄海南道の一部に大量降雨による洪水被害が発生した。しかし,難民の証言によれば,直接的な洪水被害の程度は一般に伝えられるほどではなかった。「雨が非常に多く降るなと思ったが,洪水で農作物に大損害を与えるとは思わなかった。一般住民の間でも洪水被害について話す人も別にいなかった」(P氏)という。(略)
北朝鮮で1989年から毎年継続する不作の原因は,全時期を通して,原材料不足・エネルギー不足による工業の不振により,営農物資(農業機械,化学肥料,除草剤,殺虫剤等)が不足したことによる。」としておりこれが正しいが、この記事冒頭に掲げた農地の基礎的生産力低下を見落としている。比喩的に言えば、長年月にわたって、「土地がやせ続けている」のだ

なお、「大洪水による食糧難というバカげた宣伝」をそのまま論文中に記載している者[11]については、朝鮮総連のプロパガンダ要員と断定する。論文の形式をとっているに過ぎないが、一橋大学に朝鮮総連が深く食い込んでいる可能性が高いことを注意喚起しておく。(他でも推定事例がある)

20世紀末のソ連崩壊を主原因とする食糧難にもかかわらず北朝鮮が崩壊しなかった理由として一般によく指摘されるのは

@末端組織(班=日本で言う隣組)にまで至る全国民を統制/監視する手法と公開処刑

「その日の朝、11時から5人が処刑になるらしいとうわさが広まっていました。班長がみんな用意をしたかと家々を回って歩きました。私の家にも来ました。」[8]
密告の奨励と合わせて10〜15軒程度で構成される班(隣組)単位で末端に至るまで、住民監視体制が整備されている

A徹底した子供への思想教育

拉致被害者の曽我ひとみさんの夫であったチャールズ・R・ジェンキンスさんの[7]によれば、夫妻の次女の方は思想教育の影響を受けて日本への帰国を当初非常に嫌がったそうである。長期的な視点では最も大きい体制維持のための手段である

B単なるショーウィンドウ都市である首都平壌住民の軍の大佐クラス以上の幹部及び朝鮮労働党幹部のみへの特別な国家支援(=下賜) 

下賜と寄食は、朝鮮半島の李朝朝鮮時代から続く慣習と言っていい[10]。
平壌市に住む党幹部、軍幹部に様々な物品を下賜する資金を得るために麻薬密輸等の非合法活動で得た資金をプールし管理する39号室というのが存在するようである。



Ri worked for three decades in Office 39, the Workers’ Party operation responsible for raising money for the North Korean leader. The office has long been associated with both legal trade and illicit activity, including counterfeiting dollars and drug smuggling.

上記はRi Jong Hoという現在はアメリカバージニア州に住む元北朝鮮人の証言記事から直接引用した。偽ドルや麻薬密輸をはじめとする非合法活動と合法取引の両者によって得た資金を管理する北朝鮮の最高指導者のためだけのOffice #39という部署が朝鮮労働党内にあることが分かる。

驚くべきことに、合法・非合法活動によって得た資金は、送金を行わず全てドル現金で北朝鮮に持ち込んでいるとRi Jong Hoは証言している。
(筆者は上記記事をアメリカ陸軍大学のPaul Rexton Kan教授の書いた記事から知った。専門家ですら Office #39 として上記記事をリンクしていることから、証言内容は正しいかもしれないと考える。)

ワシントンポスト記事中では合法・非合法活動は、名目上設立した会社を通じて行うが制裁対象に当該会社がリストアップされてもすぐに名前を変えるので制裁の効果は薄い云々書かれているが、それは当然のことであり、むしろ重要なのは危険性が極めて大きいにもかかわらず、多額の秘密資金をドル現金で北朝鮮に運搬していたと証言している点である。もしこれが本当であれば、北朝鮮の最高指導者の「党・軍幹部への下賜のための資金」は北朝鮮への金融制裁の網にひっかからない。

Conclusion

結論

Google Earthで見る限り、北朝鮮の農業生産は、@「はげ山」による農地の基礎的な生産力の継続的低下A電力不足と国連制裁による外貨不足から肥料の国内生産と中国からの肥料の輸入困難により、トレンドとしては必ず低下し続ける。従って、国内生産で食糧不足が解消する可能性は今後も全然ない。

鍵を握るのは中国であるが、中国指導部が北朝鮮国民を数十年にわたって「丸々養っていくこと」を決意しない限り、北朝鮮は2040年頃までには必ず崩壊する。
なお、金正恩が軍・党幹部へ様々な物品を下賜するための資金は恐らく枯渇しない、言い換えれば、平壌に住む核心層の金正恩への忠誠が揺らぐ客観的状況は生じにくい。

2020年11月3日 朝日新聞 は、「中国から北朝鮮、異例の肥料55万トン 大規模支援、貴重さ食糧の10倍」と報道しているが、もしこの記事が事実であれば、筆者が調べたところ日本の複合肥料出荷量は、年間160万〜200トン程度に過ぎないため、中国指導部が「北朝鮮国民を丸々養っていくこと」を少なくとも1年間は決意したと思われる。しかし、同じことを数十年にわたり行うことは不可能であろう。

[5]では朝鮮戦争時における北朝鮮兵捕虜の捕虜収容所について下記のように記載している。激情と感情の起伏の激しさという彼らの極めて特徴的な民族性のなせる業である。同じ朝鮮人同士が、捕虜収容所内で「殺しあったのだ」。そして、朝鮮戦争において韓国内で最低でも50万人以上の民間人が、同じ韓国人によって殺されたことは確実である。
[12]、[13]←博士論文である

「巨済島収容所は、過密、不衛生、水不足、監視不行き届きなどにさいなまれ、ついには収容されている捕虜同士の暴力沙汰、暴動、捕虜と看守の衝突に発展した。反共と疑われた人が親共派に殺害され、その逆もあった。最も劇的な事件としては、北朝鮮の捕虜たちが収容所のアメリカ人司令官を拘束して人民裁判にかける事件があったが、この暴動は鎮圧された。巨済島収容所が廃止されるまでに、収容されていた捕虜200人以上が看守或いは仲間によって殺害された」[5]

何が何でも、いかなる手段を講じてでも、朝鮮半島大混乱時における多数の韓国人(推定36万〜220万)の日本への避難は防がねばならない。これが、筆者の心からの叫びであり、筆者が何故そのように思わざるを得ないのかについては他の記事を参照されたい。まさに日本と日本人に危機が迫っている点に関しては疑問の余地がない。

[1]大韓民国の物語 李栄薫
[2]韓国併合への道 呉善花
[3]朝鮮史 武田幸男 編集
[4]中国側から見た北朝鮮の土地利用景観 江頭和彦他2名
[5]北朝鮮で考えたこと テッサ・モーリス・スズキ
[6]北朝鮮の食糧危機と難民発生に関する調査報告 李英和
[7]告白 チャールズ・R・ジェンキンス
[8]北朝鮮に嫁いで40年 斎藤博子
[9]北朝鮮飢饉の原因に関する研究 鄭 光敏
[10]朝鮮民族を読み解く 古田博司
[11]北朝鮮人口推計:1994年から2000年 文浩一
[12]韓国現代史 韓 洪九
[13]「同胞」から「国民 」へ 高 旻成


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