SEOにつきまして

SEO(=search engine optimization)という表現は、アメリカにおいて、1997年に初めて使われ始めたようで、「サーチエンジン最適化」という日本語は、その直訳です。当時は、メタタグやキーワード密度を人為的に操作することで、比較的容易にその当時のサーチエンジン(Altavista、Yahoo等)の検索結果上位表示が可能であったようですが、翌年1998年に現在のGoogleが設立され、ページランクと呼ばれる外生的要因に基づく順位決定方法が導入されました。

 グーグル創設者ラリー・ページとセルゲイ・ブリンは、その共同論文で、その当時、「ホワイトハウス」と検索して、正しく「アメリカ大統領府」を第一順位に表示したのは、グーグルのみであると誇らしげに書いています。しかし、グーグルのページランクによる順位づけ方式も、その後、リンクファームやリンクの売買等外部リンクの人為的操作が行われるという状況を生み出しました。2009年以降、グーグルは、外部リンクの人為的操作に対しては、検索結果に全く表示されなくなるという制裁を科し、アメリカ・イギリスのいわゆるSEO業者に重大な影響を及ぼしました。(日本では、その当時、ヤフーがグーグルよりも優勢であったため影響は、はるかに小さかったと思われます。)

 このように、SEO(サーチエンジン最適化)は、本来は、サーチエンジンのロボット・スパイダー等と呼ばれるサーバーの各ホームページ等を収集して回るロボットマシーンが収集しやすい内容でホームページを構築することこそが、本来の意味ですが、サーチエンジンの検索結果を人為的に歪めるスパムと呼ばれる行為と同一視される場合すらあります。

 例えば、「ターゲットキーワード・キーフレーズで検索した場合、ヤフーやグーグルで上位に表示してみせます」とSEO専門の方が、内密理に言われる場合です。
 (なお、特定語句検索の上位表示は、ケースにもよりますが、より上位にある他ページの順位をある手段で強引に引き下げることによって、反射的に依頼ページの順位を引き上げるという手法を用いれば、 可能ですが、弊社は、そのような御注文には一切応じかねます。 弊社は、下記@のいわゆるwhite hat SEOのみ行います。)

 つまり、SEO(サーチエンジン最適化)とは、、次の2つの意味を包含しています。

@ヤフー・グーグル等のサーチエンジンのウェブマスター向けガイドライン等に従って、ホームページを作成し、そのガイドラインの範囲内で、最も有効な手法を探る本来の意味でのSEO(サーチエンジン最適化) (英語ではwhite hat SEOと呼ばれます。)。
 
Aサーチエンジンのウェブマスター向けガイドラインを一切考慮することなく、ターゲット語句・フレーズの上位表示を達成するためにあらゆる手法を講ずるSEO(英語ではblack hat SEO と呼ばれます。)

 現在、グーグル、ヤフーのロボットマシーンが収集しなければならないウェブ上の情報量は、膨大な量に上り、かつ、サーチエンジンは、検索結果を瞬時に表示しなければなりません。

 このため、「ロボットマシーンが収集しやすいホームページ構成で、サーチエンジンが順位付しやすい内容でホームページ作成する」、これがSEO(サーチエンジン最適化)であると弊社は、考えます。
ただし、ページの「見栄え」は低下せざるを得ず、そのバランスをとることが、非常に困難なのです。

@「ロボットマシーンが収集しやすい構成」→(例)アンカーテキストリンクを使用する。
A「サーチエンジンが順位付しやすい内容」→(例)キーワードを明確に意識してテキスト(=文章)を作成し、キーワード毎にページを小分けして作成する。